情報工学課程

高度情報化社会の生命線

「情報化」は現代を象徴するキーワードのひとつです.携帯電話などの情報端末の普及は我々のライフスタイルを大きく変えてきましたし,コンピュータグラフィックスなどの最新のアートは,実写映像をはるかに上回る現実感をもって我々の視覚や感性に訴えかけてきます.20世紀半ばに科学技術計算を目的として誕生したコンピュータは,21世紀に入って,人類の知的活動を根本から支えるかけがえのない「パートナー」としての地位を揺るぎないものとしています.

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このプログラムで学べること

情報工学課程では,コンピュータシステムのハードウェア,ソフトウェア全般に関する理論と技術を,基礎から応用までの幅広い範囲にわたって体系的に学びます.

現在の基礎技術:もし皆さんが将来コンピュータ技術者やソフトウェア技術者になろうと思うのであれば,現在のコンピュータシステムで標準的に用いられている基礎理論や基本技術に関する知識を,在学中に幅広く身につけておく必要があります.本プログラムでは,これらの知識について体系的に学習することによって,将来,より高性能で高機能なコンピュータシステムを設計・開発していくための基礎をつくります.

将来の技術開発:一方,コンピュータが人間のパートナーであるという視点に立ってみると,コンピュータシステムには,処理速度や記憶容量などの物理的な性能だけでなく,人間との相互作用を重視した「人にやさしい」システムであることが強く求められることに気づくことでしょう.本プログラムではこのような観点から,マルチメディアやヒューマンインターフェース,人工知能などの最先端の技術や理論にふれる機会を積極的に設け,将来新しいコンピュータシステムを創造していくための基礎をつくります.

コンピュータサイエンス:ところで,十分な性能さえあれば,コンピュータにはどんなことでもできるのでしょうか?この問いに対する答えは,残念ながら「否」です(数学的に証明されています).しかし,具体的にどの程度の能力をもっているのかについては,最新の数学理論でもまだはっきりとした答えは得られていません.情報にかかわる分野の中でも「コンピュータサイエンス」と呼ばれる分野では,コンピュータには何ができるのか,できるとすればどのようにプログラムすればよいのか,といった本質的な問題について学びます.この分野では,皆さんのような柔軟な発想をもつ若い頭脳によって,これまでの常識をくつがえすまったく新しい処理方式や動作原理が発見される可能性が十分に残されています.

暗号化システム:書き換え可能なLSIであるFPGAを用いた
ハードウェア暗号化システム(LSIデザインコンテスト2008準優勝)
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